油圧リフト装置の保守・メンテナンス

1. 各機構のブレーキを定期的に検査し、ブレーキシューとブレーキホイールの間の隙間を調整して、柔軟性と信頼性を確保する必要があります。摩擦面に汚れがあってはならず、汚れがあればガソリンや薄いもので洗い流す必要があります。

2. 減速機、増速機、外歯車、作動油などの各部品の潤滑は、潤滑表の規定に従って行ってください。

3. 各ワイヤロープの断線やより線の緩みに注意してください。関連する規制を超えている場合は、直ちに交換する必要があります。ワイヤロープのメンテナンスは GB5144-85 に厳密に従ってください。

4. 各部の接続を頻繁に確認し、緩みがあった場合には締め直してください。本体を圧縮した状態で本体連結ボルトの締り具合を確認してください（アーム回転方式で圧縮状態にすることも可能です）。すべての接続シャフトには割ピンが付いており、完全に開いている必要があります。

5. 施設が正常に稼働しているか、騒音がないかを頻繁に確認します。何らかの障害が見つかった場合は、時間内に解決する必要があります。

6. 旋回機構の取り付け、取り外し、調整の際は、旋回機構の減速機の中心線と歯車の中心線が平行になるように注意してください。

7. すべてのワイヤとケーブルに損傷がないか必ず確認してください。包帯を巻き、損傷した部分を適時に交換してください。

8. モーターが過熱した場合は、適時に機械を停止し、障害を取り除いた後、運転を続けてください。モーターのベアリングの潤滑は良好でなければなりません。

9. ブラシの各部分の接触面は清潔に保ってください。接触面積が50％以上になるようにブラシ圧を調整してください。

10. コントロールボックスと配電ボックスを清潔に保ち、電気機器のほこりを適時に掃除してください。

11. 各安全装置のトラベルスイッチの接点は、開閉が信頼できるものでなければならず、接点のアークピットは適時に研磨する必要があります。